内臓の冷え=下痢をイメージする方が多数派かなと思いますが
下痢も便秘も浮腫みも
食べてないのに痩せないとか食べてるのに痩せちゃうとか
鼻炎やアレルギーにもちろん冷え性も
胃を冷やし過ぎているのが関係しているかもしれません
ひとつ質問です
「冷たいおしっこやうんちが出たことある人?」
みなさん「ヘッ?」とポカン顔になります
もしいたら私に紹介してください!ぜひお会いしてみたいです
冷たいものが体から出てくることはありません
出血も体温と同じ温度ですよね
体内に入った飲食物はまず胃で体温と同じ温度まで温めてから消化が始まります
中医学の基礎知識として「脾」というのは消化する作用のことと記憶してこの先を読んでください
この時のイメージは
胃は炊飯器の内鍋=食材を入れる容器
脾は炊飯器の外側=熱エネルギーで調理(消化)
脾の熱源は腎や心からもらいます
ラジエーターとして肝が働きます(このへんはまた後日)
冷たい飲食物が胃に入って消化できる温度まで脾が頑張って
これってけっこう熱源を使ってしまうんです
さてこれから調理(消化)というときには電池切れに近い状態だったりします
調理して炊きあがった時の水蒸気が体内の潤いとして循環します(昨日のブログの津液)
炊きあがった食材が栄養として身体を巡ります
この時熱源が電池切れでしっかり調理できないでいると
貧血・だるい・疲れやすい・やる気が起きない・太りやすい・ちゃんと食べても痩せすぎ・浮腫み
便秘・下痢・皮膚の乾燥・アレルギー
などなどの症状が出る「脾気虚」という状態に
脾の気の不足で腸の動きが調節できていない
脾の気の不足で体内の水分調節ができていない(水蒸気にならないから)
なので便秘にも下痢にもなります
便秘対策で生野菜サラダたくさん食べてます
便秘対策でお水2ℓ飲んでます
便秘対策でヨーグルト食べてます
って方はちょっと待って
その対策は本当にご自分の体に合っているのか
ちょっと体と相談してみてください
胃や下腹部に手を当てて
掌よりお腹が冷たかったらけっこう内臓冷えてます
身体のほかの部分と触り比べて
お腹の方が冷たかったらけっこう内臓冷えてます
冷たいビールがおいしかった今年の夏
ビールは美味しく飲んでください
そして本格的な秋冬の前には温活のこともちょっと意識してあげてください